豚コレラ1600頭処分へ、岐阜 感染確認は県内7例目、陸自派遣


岐阜県は29日、同県各務原市の養豚場で豚コレラが発生したと発表した。昨年9月に岐阜市の養豚場で判明して以降、県内の飼育施設での感染確認は7例目。県は、陸上自衛隊第10師団(名古屋市)に災害派遣を要請し、約1600頭の殺処分を始めた。
他にこの養豚場が十数頭を出荷した岐阜市の卸売市場の150頭前後も処分する方針。また同県本巣市の別の養豚場に今月中旬、約80頭の子豚が売られており、もともと飼育されていた豚を含む900頭程度の処分も検討している。
吉川貴盛農相は29日の記者会見で「新たな対策を講じたい」と述べ、強化策を検討するよう指示したことを明らかにした。
共同通信社 2019年1月29日 無断転載禁止