「思い合う」ことが大切 ハーモニカ奏者・岩崎さん 演奏交え人権説く

人権教育をテーマにした講演会でハーモニカ演奏を披露する岩崎巌さん(中央)
 人権教育をテーマにした講演会が19日、浜田市殿町の浜田公民館であり、視覚障害のあるハーモニカ奏者岩崎巌さん(71)=出雲市白枝町=が、自身の体験談や演奏を交え、人との出会いの大切さを説いた。

 岩崎さんは旧平田市猪目町出身。県内の中学校や出雲市陸上競技協会で要職を務めた。55歳以降、視力が衰え始め、63歳でハーモニカと出会い、耳で音を覚えながら上達。昨年は県内の小中学校を中心に90回以上の演奏会をこなした。

 講演会では、小学校時代の恩師との出会いのほか、48歳の誕生日にかつて自分を取り上げた助産師との再会を果たしたエピソードを紹介。「仰げば尊し」「かあさんの歌」など、人とのつながりを想起させる曲を演奏しながら「さまざまな人との出会いに恵まれて、今の自分がいる」と話した。

 また、障害者の認定を受けたことをきっかけに「思いやり」という言葉への認識が変化したと説明。「『思いやり』は健常者から障害者へかける言葉。『思い合う』ことの方がより大切だ」と持論を述べた。

 講演会は市人権・同和教育推進連絡協議会が主催。市民ら約100人が聞き入った。

2019年1月22日 無断転載禁止

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