地元産「嶽そば」魅力を知って 浜田・三隅 14日から限定販売

「嶽そば」発売に向け、打ち合わせをする河形正昭さん(左)と長島聖一郎さん
 浜田市三隅町西河内のJR美保三隅駅前に今春オープンしたそば専門店「そば聖(せい)」が、同町井野地区の高齢者クラブが栽培する「嶽(だけ)そば」を期間限定で提供する。地産地消に貢献したい店主の長島聖一郎さん(56)と、嶽そばの知名度を上げたい同クラブの思いが一致した。両者は「嶽そばの魅力を知ってもらい、地元のそば文化を復活させたい」と意気込む。

 嶽そばは井野地区の野山嶽で明治期ごろから栽培が続くという。かつては農家が栽培していたが、現在は同クラブが引き継ぎ、例年約150キロ前後のソバを収穫し、一部をそば粉にして販売している。香りが強く、上品な味わいが特徴で、1947年に昭和天皇が浜田市を訪れた際、市内の旅館でお代わりをするほど好んだという。

 長島さんは、店をオープンする以前から嶽そばの存在を耳にしており、自身の店でぜひ提供したいと考えていた。知人を介して、2017年春に同クラブ事務局の河形正昭さん(77)に出会った。その後は長島さんが畑を訪れたり、秋の収穫を手伝ったりしながら、嶽そばの提供に向け、話を進めてきた。

 長島さんは「嶽そばは気持ちがよいほど打ちやすい」と魅力を話し、河形さんは「粒が小さく、味が凝縮された嶽そばが多くの人に知られ、生産と消費が増えれば」と期待する。

 嶽そばは14日から1週間限定で提供する予定で、材料が無くなり次第、終了する。

2018年12月13日 無断転載禁止

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