松江であご野焼き作り 旬のあご 香ばしく
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炭火で「あご野焼き」を焼き上げる青山昭社長(右)ら=松江市中原町、青山商店 |
290年続く同市中原町の青山商店(青山昭社長)は、島根半島沖で取れたトビウオをすり身にし、地伝酒や塩を加えて練るなど昔ながらの製法で作る。
アルミの棒に、すり身を長さ約40センチになるように巻き付け、炭火の上で回しながら焼く。中まで火を通し、仕上がりを美しくするため、太い針が付いた「つき立て棒」で頻繁にたたくなど根気の要る作業。20~30分続けると、きれいな色に焼き上がる。
地元での販売に加え、東京や大阪の百貨店に卸しており、青山社長(68)は「アゴ本来のおいしさを引き出すことにこだわっている。松江の特産として伝えていきたい」と話した。
2017年6月21日 無断転載禁止