「いぐり凧」パイ菓子に 隠岐の魅力発信へ
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いぐり凧をテーマにしたパイ菓子「iguri」 |
いぐり凧は、凧の周囲にえぐったような10個の耳があることなどが特徴で、毎年4月の第2日曜日にある「隠岐いぐり凧祭り」では新生児の健やかな成長、無病息災を願う親族の願いを託して揚げられる。
同町港町の三共製菓(谷田昇社長)が、求肥(ぎゅうひ)と餡(あん)が入った人気商品「隠岐のパイもち」に隠岐らしさを加えようと、町商工会の支援や専門家の助言を受け、昨年夏から半年間かけて改良した。
新たにクルミを入れて包み、パイ生地の風味を高め、大きさも食べやすいよう縦約5センチ、横約4センチ、厚さ約3センチと小ぶりにした。価格は1個150円。町内の隠岐空港や西郷港の売店などで販売している。
岡田裕治専務(38)は「島外にも販路を広げ、隠岐の魅力、いぐり凧に託す隠岐の島町の人たちの思いも伝えたい」と話している。
6月4日に松江市学園南1丁目のくにびきメッセである「隠岐ユネスコ世界ジオパーク・フェスタ」でも販売を予定している。
2017年5月18日 無断転載禁止