雲南・木次で桜の塩漬け作り 春味 香りもぎゅっと
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桜の塩漬けを陰干しする「木の花工房」のメンバーら=雲南市木次町里方 |
雲南市名物の桜を生かした商品作りに取り組む同工房が、約7年前から製造。地元で摘んだ花を洗い、塩や梅酢で約2週間漬け込んだ後、1日半ほど陰干しする。薄めの塩加減が特徴で和洋菓子の材料にもなる。
今春は約80キロを漬け込み、8日に木次町里方の作業場で陰干しを始めた。会員の女性らが1輪ずつ花の形を整えながら、ざるやテーブルに並べている。陰干しは5月半ばまで続き、瓶詰めした商品は、同市内のワイナリーや松江市内のお茶店などで販売される。
会員の高尾直美さん(67)=雲南市木次町木次=は「陰干しは根気が要る作業だが、瓶に入れてもきれいに見えるよう、一つ一つ丁寧に仕上げている」と話した。
2017年5月10日 無断転載禁止