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  • 共産は保守?

    2019年6月7日

     「共産党は保守で、日本維新の会はリベラル」。最初に記事を読んだ時は何かの冗談かと思った。だが、これは40代以下の有権者が抱く平均的な政治イメージだという▼2017年の世論調査を基に、この結果をあぶり

  • 丸山議員に糾弾決議/速やかに議員辞職を

    2019年6月7日

     「品位のかけらもない議員の存在を国内外に知らしめ、本院の権威と品位を著しく貶(おとし)める結果となったと言わざるを得ず、国会議員としての資格はないと断ぜざるを得ない」。強烈な非難の言葉で進退を判断す

  • たたらの実像

    2019年6月6日

     たたら博士の面目躍如。読後、そんな感想が浮かんできた。江戸時代、島根、鳥取両県で盛んに営まれたたたら製鉄を、一般向けに解説した「たたら製鉄の歴史」(吉川弘文館)が刊行された。著者は、たたら研究で文学

  • 丸山県政本格スタート/現場主義の具体化を

    2019年6月6日

     島根県の丸山達也知事による県政がスタートして初めての議会が今日から開催される。丸山新知事が今後の県政運営について施政方針を述べるほか、総額3億2千万円の本年度6月補正予算案など14議案が提出される。

  • いい塩梅に

    2019年6月5日

     水不足も心配される中、梅雨が近づいてきた。旧暦では5月に当たることから「五月雨(さみだれ)」とも呼ばれる梅雨だが、一般には、五月雨は雨そのものを指す場合が多い。俳人・松尾芭蕉には有名な「五月雨をあつ

  • 最終盤の国会/解散風に浮足立つな

    2019年6月5日

     国会が会期末まで残り3週間となった。異例の厚遇ぶりばかりが際立ち、肝心の貿易交渉の中身が判然としないトランプ米大統領の来日、ロシアとの北方領土交渉の現状、いまだに核心部分が闇のままの森友、加計両学園

  • 天安門事件30年/中国は民主化に着手を

    2019年6月4日

     1989年6月4日、中国の首都北京で、民主化を要求する学生や市民の運動を軍が武力で弾圧した天安門事件から30年。中国は事件後、民主化を凍結したまま、経済成長を追求し、米国に次ぐ世界第2の経済大国とな

  • こだまが響く

    2019年6月4日

     最愛の肉親を亡くして悲しみに暮れているときに、ギフト店などから相次いで届く商品カタログが、遺族を不快にし、怒りさえ生じさせる。5月20日付の本紙「こだま」欄に載った投稿「悲しみのさなか届いた広告」に

  • 改正刑訴法全面施行/改革はいまだ道半ばだ

    2019年6月3日

     改正刑事訴訟法と改正通信傍受法が1日に全面施行された。いずれも2010年9月に発覚した大阪地検特捜部の証拠改ざん隠蔽(いんぺい)事件という前代未聞の不祥事をきっかけとして法相の諮問機関・法制審議会の

  • 失われた世代に償い

    2019年6月3日

     経済学などでヒステリシスという言葉が使われる。訳すと履歴効果。過去のショックが後々まで尾を引き、なかなか取り返しがつかないことを指す。日本経済に当てはめればバブル崩壊後の「失われた20年」が思い浮か

  • プラスチックごみ対策/削減に向け政策転換を

    2019年6月2日

     ペットボトルやレジ袋などの使い捨てプラスチックによる環境汚染が深刻だ。安倍晋三首相は6月に大阪で開く20カ国・地域(G20)首脳会合で、中国やインドなどを含め、海のプラスチックごみ対策強化で合意する

  • スマホが人間を食べている

    2019年6月2日

     英国の思想家トマス・モアは、著書「ユートピア」の中で「羊が人間を食べている」とつづった。16世紀に盛んに行われた「エンクロージャー(囲い込み)」を皮肉った警句だ。世界史の授業を思い出した人も多いだろ

  • 衣替えと新書体

    2019年6月1日

     4月1日の新元号発表に5月1日の新天皇即位と、例年とは違う特別な月初めが続き、きょう6月1日は衣替え。ようやく平穏な日常が戻ったようで何だかホッとする▼<一つ脱いで 後に負ひぬ 衣がへ>。旅の途中、

  • 欧州議会選で懐疑派拡大/批判を糧にEUの刷新を

    2019年6月1日

     欧州連合(EU)が加盟28カ国の4億人を超える有権者から審判を受ける欧州議会選で、親EUの中道右派、中道左派二大会派合わせた議席が過半数を割る一方、EUに懐疑的な諸会派が初めて3割超を獲得する見通し

  • お役所仕事

    2019年5月31日

     久しぶりに「お役所仕事」という言葉を思い出した。非効率で無責任な役所の仕事ぶりをいう。昔に比べれば随分改善されてきたとはいえ、今回の松江市のごみ袋品薄問題を見るにつけ、市職員の想像力不足が問題に拍車

  • 山陰地銀3行決算/限界に来た超金融緩和

    2019年5月31日

     山陰両県に本店を置く地方銀行3行の2019年3月期(2018年4月~19年3月)の連結決算が出そろった。超低金利政策が長期化している影響で貸出金利の低下に歯止めがかからず、3行とも前期に比べ最終損益

  • 新幹線から見えたインバウンド対策

    2019年5月30日

     出張で先日利用した新幹線で、何げなく聞いた車内放送が耳に残った。車掌の肉声による到着案内などの英語放送だ。駅名の部分や「サンキュー」に力が入り妙にはっきり聞こえる▼あるベテラン車掌が訪日外国人客(イ

  • 児童殺傷事件/安全の死角なくせるか

    2019年5月30日

     川崎市多摩区で私立小学校のスクールバスを待つ児童らが両手に包丁を持った男に襲われた。児童17人と大人2人が刺され、小6女児と、けがのなかった児童を見送りに来ていた父親が亡くなった。男は自らの首付近を

  • 見守る目は多い方が

    2019年5月29日

     子どもたちが巻き込まれたり、狙われたりする惨劇が後を絶たない。大津市で今月初め、散歩中の保育園児が事故の巻き添えになったのに続き、今度は川崎市の路上で朝、スクールバスを待っていた女子児童ら19人が刃

  • 強制不妊訴訟判決/謝罪と救済、再検討を

    2019年5月29日

     旧優生保護法の下で知的障害を理由に不妊手術を強制されたと、宮城県の60代と70代の女性が国に損害賠償を求めた訴訟の判決で、仙台地裁は旧法を違憲とする判断を示した。しかし一方で、賠償責任を否定した国側

  • 日米首脳会談/先送りの懸案が重荷に

    2019年5月28日

     安倍晋三首相は国賓として来日したトランプ米大統領と会談し、日米貿易問題を巡る閣僚級協議の加速や、朝鮮半島の非核化と北朝鮮による日本人拉致問題の解決に向けた連携などを確認した。 ただ農産物の関税撤廃・

  • 異文化理解

    2019年5月28日

     フランス語は恋人に、イタリア語は神に、ドイツ語は馬に語り掛けるように話すと、それらしく聞こえると大学で教わったそうだ。外国語学部卒の記者仲間から聞いた話を思い出した。その例えを日本語で外国人に分かり

  • 222円の菓子箱

    2019年5月27日

     1カ月も前の話で恐縮だが、大型連休を利用し、愛知の大学に通う息子が松江に帰省した際、手土産の菓子箱を差し出し、問い掛けてきた。「これいくらだと思う」▼愛知産ミカンのパウダーを使ったクッキーで21個入

  • 温暖化防止の長期戦略/明確なシグナル見えず

    2019年5月27日

     地球温暖化防止のパリ協定に基づいて政府がまとめた「長期戦略案」に対するパブリックコメントの期間が終わった。「根幹の部分は変えようがない」(政府筋)とされ、近く案に沿った形で戦略がまとめられることにな

  • 竹島問題の「常識」/国家の主権行為こそが重要

    2019年5月26日

    日本安全保障戦略研究所研究員 藤井 賢二 昨年、イギリス国立公文書館で竹島問題の調査を行った。公文書館はロンドン西部にある。中心部からの乗換駅ハマースミスでは、駅の北側で1910年に日英博覧会が開かれ

  • 野党の参院選対応/衆参同日選に備えよ

    2019年5月26日

     夏の参院選に向け、野党の準備が進み始めた。財務省での公文書改ざんなど弊害が指摘される「安倍1強」を6年半近く許してきたのは野党の「多弱」だった。 勝敗を左右する32の改選1人区の候補者調整を加速、具

  • 死刑の判断

    2019年5月26日

     「死刑制度を含め裁判員制度と真剣に向き合うことが、法制度のあり方を考えることにつながる」。鳥取地検の植村誠検事正の言葉に、膝を打った。裁判員制度導入から10年。鳥取市であった法曹三者代表の会見で「生

  • 自分第一主義

    2019年5月25日

     政治家には、支持者個々の頼み事に小まめに対応するタイプと、そうでないタイプがある。選挙は小まめな方が強い。かつて、あまり小まめにしない陣営でその話をしたら、こんな答えが返ってきた。「するのが当たり前

  • 日韓関係/首脳レベルで論点整理を

    2019年5月25日

     パリで約3カ月ぶりに行われた日韓外相会談で、韓国の康京和(カンギョンファ)外相は韓国人元徴用工訴訟判決を巡り、日韓に第三国の委員を加えた仲裁委員会開催を求めた河野太郎外相の提案に同意せず、消極的な対

  • 政治家と書

    2019年5月24日

     5月上旬に取材で訪問した出雲市内のコミュニティーセンターで、お茶席に呼ばれた。床の間の掛け軸について話を聞き、その流れでふすまの上に掛かっていた扁額(へんがく)に目をやると、田中角栄元首相の書だった

  • 米大統領あす来日/真価問われる安倍外交

    2019年5月24日

     米国のトランプ大統領が令和初の国賓として25日に来日する。6月に大阪で20カ国・地域(G20)首脳会合を開催、安倍晋三首相は中国の習近平国家主席、ロシアのプーチン大統領ら各国トップとも会談する見通し

  • 米中対立激化/まず貿易協議で合意を

    2019年5月23日

     トランプ米政権は米中貿易摩擦を巡り、制裁措置の第4弾として中国からのほぼ全ての輸入品に最大25%の追加関税を課すと発表したほか、中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)の製品排除や同社への禁輸措

  • 思いやり育むコウノトリ

    2019年5月23日

     首を伸ばして餌をせがんだり、時折立ち上がって翼を広げたりする姿が、遠目からもはっきり見えるようになった。雲南市大東町仁和寺の西小学校校庭にある人工巣塔で、国の特別天然記念物コウノトリのつがいのひな4

  • 裁判員制度10年/市民参加をどう促すか

    2019年5月22日

     法律の専門家ではない一般市民が殺人や傷害致死など重大事件の審理と判決の言い渡しに参加する裁判員制度が開始から10年の節目を迎えた。最高裁によると、今年3月末までに裁判員と補充裁判員の経験者は9万人を

  • ホーランエンヤの精神

    2019年5月22日

     松江市で繰り広げられている日本三大船神事の一つ、ホーランエンヤは漢字にすると「豊来栄弥」「宝来遠弥」。栄弥は繁栄を意味する弥栄(いやさか)を彷彿(ほうふつ)させ、五穀豊穣(ほうじょう)を祈る神事の原

  • 1~3月期GDP/警戒レベルが上がった

    2019年5月21日

     2019年1~3月期国内総生産(GDP)はプラス成長だったものの輸出、個人消費、設備投資が落ち込み、「悪化」となった3月の景気動向指数に続き、日本経済が変調を来している可能性を示した。 警戒レベルが

  • ブラックホール撮影

    2019年5月21日

     重力が非常に強く、光さえも吸い込んでしまうというブラックホールを、国際研究チームが初めて撮影したとのニュースは、松江市玉湯町出身で国立天文台水沢VLBI観測所助教の秦和弘さんが重要な役割を果たしたこ

  • ロシアでのインバウンド体験

    2019年5月20日

     大型連休を利用してロシアのウラジオストクを訪ねた。通りや建築様式は欧風そのもの。かつて閉鎖都市だった軍港は風光明媚(めいび)な観光都市となり、アジア各国の観光客でにぎわっていた▼港には頻繁に大型客船

  • 70歳まで働く/企業、個人とも備えを

    2019年5月20日

     「70歳現役社会」がやってくる。政府は未来投資会議で、70歳まで働く機会を確保することを企業の努力義務とする方針を示した。人手不足への対処や社会保障費の抑制が狙いで、来年の通常国会に高年齢者雇用安定

  • 良いも悪いもシェア/「共生」理念に課題解決を

    2019年5月19日

    山陰インバウンド機構代表理事 福井 善朗 「シェアリングエコノミー」の波が、そろそろ山陰にもやってきそうだ。これは、乗り物、住居、家具、服など、個人所有の資産などを他人に貸し出す、あるいは、貸し出しを

  • 即位と恩赦/慶弔時の恩典は必要か

    2019年5月19日

     天皇陛下の即位を内外に告げる10月の「即位礼正殿の儀」に合わせ、政府内で恩赦が検討されている。皇室の慶弔などに際して、裁判で確定した刑罰の免除や減刑、停止された法律上の資格の回復などを行う制度。奈良

  • 生活想像力

    2019年5月19日

     1歳3カ月の孫娘の行動を見ていて、東京から赴任した記者に昔、言われた言葉を思い出した。「地方の人は生活想像力が足りない」。孫娘は、与えたおもちゃはすぐに飽き、ペットボトルやハンガーなどを見つけて遊び

  • けんかのとばっちり

    2019年5月18日

     2008年に起きたリーマン・ショックの日本経済への影響について当時の与謝野馨経済財政担当大臣は「ハチに刺された程度」と出雲市で街頭演説した。ハチにもいろいろあるが、日本経済への影響は大したことはない

  • 国民投票法/新たな課題に対処を

    2019年5月18日

     衆院の憲法審査会で、憲法改正の手続きを定めた国民投票法の見直しの議論が行われている。自民、公明両党などは、公選法の規定に合わせて有権者の利便性を高める改正案を提出しており、早期の採決を求める。 これ

  • 通年採用拡大/学業の尊重を第一に

    2019年5月17日

     経団連と大学側が通年採用を拡大することで合意した。春の新卒一括採用に偏った慣行を改め、採用活動の多様化を目指すが、日本型雇用の変化をもたらす可能性がある。具体化には慎重な議論が必要で、特に学業の尊重

  • 心に残る祭り

    2019年5月17日

     松江市内の堀川の両岸に幾重にも重なる人垣。ほんの数メートル先を行く櫂伝馬船(かいでんません)上で繰り広げられる櫂伝馬踊り-。1958(昭和33)年のホーランエンヤ(松江城山稲荷神社式年神幸祭)の映像

  • 沖縄復帰47年/地位協定の見直しを

    2019年5月16日

     1972年の沖縄本土復帰から15日で47年になった。敗戦後、米国の施政権下に置かれた沖縄では復帰によって初めて日本国憲法が適用されるようになった。同時に日米安全保障条約と在日米軍の法的地位を定めた日

  • メイストームにご注意を

    2019年5月16日

     風薫る5月は天候にまつわる言い伝えが多い。「八十八夜の別れ霜」は、立春から数えて88日目ごろに降りる霜のこと。唱歌「茶摘み」に<夏も近づく八十八夜>という歌詞があるように初夏に向けた時期で、その頃を

  • 北方領土奪還発言/議員辞職に値する

    2019年5月15日

     日本維新の会の丸山穂高衆院議員が、北方領土返還問題について元島民に「戦争でこの島を取り返すのは賛成ですか、反対ですか」などと質問し、元島民の抗議を受けて謝罪。その後、発言を撤回したが、日本維新の会は

  • 社会の流れに逆行する

    2019年5月15日

     立夏を過ぎ、暦の上ではもう夏、汗ばむ陽気が続いている。大型連休中、家族で出雲市の県立浜山公園に足を延ばした。宍道湖沿いの国道431号で擦れ違う車は県外ナンバーが多く、公園も家族連れで混んでいた▼青空

  • 全うした「一途一心」

    2019年5月14日

     「島根に戻ってどげなことができそうかいな」。前日もいつも通り和やかな笑顔だった。それが最後のやりとりになった。自民党参院議員の島田三郎氏が8日早朝、62歳で急逝した。取材で向き合った2年間でさまざま

  • 景気判断「悪化」/日本経済は正念場に

    2019年5月14日

     内閣府が3月の景気に関する基調判断を「悪化」に引き下げた。これまでは数カ月前に景気がピークを迎えていた可能性を示す「下方への局面変化」としてきたが、今回は、それより1段階厳しい表現で景気が既に後退し

  • 脱エレベータークラブ

    2019年5月13日

     サッカーのJリーグには「エレベータークラブ」という言葉がある。J1とJ2の間をエレベーターのように行ったり来たりするチームを指す▼代表例が現在はJ1の札幌と湘南。2部リーグ制が始まった1999年以降

  • 幼児教育・保育の無償化/政策の優先順位が違う

    2019年5月13日

     後回しになりがちだった子育て支援への思い切った投資は評価したい。しかし政策の優先順位を間違えてはいけない。 改正子ども・子育て支援法が10日、成立した。安倍晋三首相が掲げる「全世代型社会保障」の目玉

  • 根底に流れる「日本人らしさ」/新たな時代 誇り持って

    2019年5月12日

    島根経済同友会終身特別幹事 宮脇 和秀 敗戦国の日本が奇跡的な経済成長を成し遂げ、2010年まで世界第2位の経済大国だったことにはさまざまな要因がある。ただ、根底にしっかり流れていたのは日本人特有の「

  • 島根と元号

    2019年5月12日

     新元号「令和」がスタートして間もなく2週間。元号を巡るテレビなどの特集も一段落した。島根県民と元号は不思議な縁がある。昭和に改まる時の首相は松江市出身の若槻礼次郎、平成になったのは雲南市が地元の竹下

  • 北朝鮮ミサイル発射/挑発への回帰は逆効果だ

    2019年5月12日

     北朝鮮が短距離弾道ミサイルを相次いで発射した。物別れに終わった2月の米朝首脳会談以降、米国との非核化交渉でにらみ合いを続けている状況を打開しようと、挑発的な行動をテコに譲歩を迫る狙いとみられる。 し

  • 米が対中追加関税発動/大国としての責任を

    2019年5月11日

     トランプ米政権が貿易協議の不調を理由に、中国からの輸入品2千億ドル(約22兆円)分に課している追加関税率を10%から25%に引き上げる措置を発動した。懲罰的な関税措置で譲歩を力ずくで引き出す狙いだ。

  • 見えないヒロイン

    2019年5月11日

     心理学やカウンセリング用語に「共依存」というのがある。お互いに依存し合う関係であり、あけすけに言えばもたれ合い。気鋭の社会学者の大澤真幸氏がベストセラーとなっている著書「社会学史」で紹介している▼ア

  • 病魔が憎い

    2019年5月10日

     電話にはタイミングというものがある。相手は向こうで何をしているか分からない。電話取材の際、時間帯によってはひんしゅくを買ったり、すんなり話が通らなくなったりしたことが何度もある▼約20年前の話。おと

  • 核合意崩壊の危機/米、イラン包括交渉を

    2019年5月10日

     米国とイランの対立がエスカレートする一方だ。軍事的な緊張も徐々に高まっている。日本は欧州とともに危機回避策を練り、両国に根深い対立の解決策を見つけるよう説得できないか。 今回の危機は昨年5月にトラン

  • 人に優しい車社会に

    2019年5月9日

     市街地を走る車はスピードが出せないようになっていればいいのに-。何の落ち度もない歩行者が、暴走する車の犠牲になる事故が起こるたびに、そんなことを思うが、暴論だろうか▼ただ、道を歩けばビュンビュンと通

  • 即位礼と憲法/異論と真摯に向き合え

    2019年5月9日

     天皇陛下は大型連休中の4日、一般参賀で国民と対面された。参賀者は14万人余り。祝賀ムードが広がる中、即位に伴う儀式や行事は年末まで続く。そのうち、10月に皇居・宮殿に外国使節や駐日大使、三権の長ら内

  • 東京五輪準備/ボランティア数再検討を

    2019年5月8日

     東京五輪の競技日程が発表になり、チケット購入の申し込み受け付けが9日から始まる。比較的手頃な価格のものも数多く用意された。五輪への関心は高い。海外からの旅行者の多くは日本を安全で安心と受け止めている

  • 京に挑んだ出雲の絵師

    2019年5月8日

     今にもふすまの中から出てきそうな水墨の龍(りゅう)や、鮮麗な色彩と緻密な描写による孔雀(くじゃく)図。同じ絵師の仕事かと思うほど、幅広く優れた作品群に引き込まれる。島根県立美術館で開かれている企画展

  • 成年後見制度/中核機関の整備を急げ

    2019年5月7日

     認知症や知的障害などで判断力が十分ではない人を支援する成年後見制度を巡り最高裁は、本人の財産から後見人に支払われる報酬の算定方法を見直すよう促す通知を全国の家庭裁判所に出した。現在は家裁が財産額に応

  • 真っ赤な国語辞典

    2019年5月7日

     先日、足を運んだ書店で真っ赤な装丁の辞書を見つけた。三省堂国語辞典「広島東洋カープ仕様」。「鉄人」を引くと、赤字で「衣笠祥雄の愛称」とあるなど往年の名選手の名前が随所に登場。新旧問わずカープファンに

  • 巨大IT企業規制/バランス取れた対応を

    2019年5月5日

     「プラットフォーマー」と呼ばれる巨大IT企業に対する政府の規制強化案がまとまった。契約条件の開示を義務付け、違反企業への行政指導を可能にする法律の整備が柱だ。具体策を今夏に策定する成長戦略に盛り込む

  • きらきらしていますか?

    2019年5月5日

     「柱のきずは おととしの-」と歌う童謡の「背くらべ」。わが家の柱にも子どもたちの身長と、測った年月日を鉛筆で記した跡が残っている。あごを引かせて三角定規を頭に当てた▼子どもの平均身長は、この童謡が作

  • 妻の機嫌

    2019年5月4日

     大田市出身で人工知能(AI)コンサルタントの西原中也氏(41)は僧侶の資格を持つ。実家は三瓶山近くにある大銀杏(いちょう)で知られる浄善寺。室町時代から続く浄土真宗の古刹(こさつ)で「将来住職を継ぐ

  • 強制不妊救済法/被害者との溝を埋めよ

    2019年5月4日

     1948年から96年まであった旧優生保護法の下で、知的障害などを理由に不妊手術を施された人たちに「反省とおわび」を表し、1人当たり320万円の一時金を支給する救済法が参院本会議で成立した。一時金支給

  • 安保法制4年目/議論なき拡大でいいか

    2019年5月3日

     集団的自衛権の行使や他国軍への後方支援拡大などを盛り込んだ安全保障関連法は2016年3月の施行から3年を超え、4年目に入った。 4月下旬からは同法で新設した任務に基づき、エジプト・シナイ半島でイスラ

  • 「知見」と「知憲」

    2019年5月3日

     「知見」は仏教由来の言葉とされ「正しい認識」との意味を持つ。ありのままに物事を見つめて、真実を捉える「如実知見」の教えは、フェイクニュースが飛び交う現代社会において最も必要かもしれない▼今は「知憲」

  • 国民に寄り添う天皇陛下

    2019年5月2日

     「支えてくれた国民に、心から感謝します」-。天皇を退位された上皇さまのお言葉を聞き、心の大きさに感じ入った。国民に寄り添って象徴の役目を果たされる姿に、和まされた国民は多いはず。こちらこそ頭が下がる

  • 即位と皇室の課題/危機感を持って議論を

    2019年5月2日

     天皇陛下は1日、代替わりに伴う重要儀式で初めての国事行為となる「剣璽(けんじ)等承継の儀」に臨まれた。皇位のしるしとされる剣や璽(じ)(勾玉(まがたま))などを受け継ぎ、続いて「即位後朝見(ちょうけ

  • 2A時代と修復社会

    2019年5月1日

     今年2度目の元日を迎えた感覚を抱いた人も多いのではないか。新元号の令和が幕を開けた。天皇崩御で喪に服す中で改元した平成と異なり、退位に伴う新天皇即位の祝賀ムードが広がるからだろう。令和はどんな時代に

  • 令和の幕開け/共生と構想力が試される

    2019年5月1日

     「令和」が始まった。平和で希望を抱ける未来をどう描いていくのか。気持ちを新たにさせる時代の区切りは、私たち一人一人が足元を見つめ直す機会でもある。 経験したことのない少子高齢化と人口減少が押し寄せる

  • 平成最後の日

    2019年4月30日

     「平成」最後の一日を迎えた。30年余り続いた平成という時代を、身の周りの変化で振り返ると、生活様式や世相の移り変わりがうかがえる。やはり30年一世代なのだろう▼この時代に、多くの家庭に広まったのが洗

  • 「平成流」に幕/新天皇の模索が始まる

    2019年4月30日

     天皇陛下は30日、皇居・宮殿「松の間」で「退位礼正殿(せいでん)の儀」に臨まれる。三権の長や閣僚らを前に在位中最後となる「お言葉」を述べる。皇太子ご夫妻も出席されるこの儀式で、1989年1月7日に現

  • 平成回顧(ネット社会)/幅広い理解得る努力を

    2019年4月29日

     1995(平成7)年に「ウィンドウズ95」が発売され、インターネットのブームに火が付いた。ただ当時のサービスはホームページや掲示板くらいで、97年のネット利用者は1155万人。それがブログや会員制交

  • 定説破り

    2019年4月29日

     経済学の教科書を開くと、家計と企業は貯蓄と投資を通じて結び付いていると説かれる。家計の預金を銀行が集めて企業に貸し出し、そのオカネを使って投資すれば経済が成長する。経済全体で見れば家計が貸し手、企業

  • 求められる「関係人口」戦略/「90万の県民」も夢ではない

    2019年4月28日

    島根県教育魅力化特命官 岩本 悠 昨今、地域づくりの界隈(かいわい)で「関係人口」という言葉を聴くことが多くなった。私が委員をさせて頂いている国の次期地方創生総合戦略の策定に関する検討会でも「関係人口

  • 日米首脳会談/自由貿易の原則を貫け

    2019年4月28日

     ワシントンで行われた日米首脳会談で、トランプ大統領は安倍晋三首相に農産物の関税撤廃、引き下げを要求し、貿易交渉の早期合意に意欲を示す一方、北朝鮮問題では非核化の実現に向けて日米の連携を確認した。貿易

  • 幸せの尺度

    2019年4月28日

     「あなたは今、幸せですか」と問われて「はい」と自信を持って答えられるだろうか。「幸せ」と感じるかどうかは、人それぞれの価値観や置かれた状況で決まる。財布に1万円入っていて「幸せ」な人もいれば「足りな

  • 認知症

    2019年4月27日

     「認知症の人と家族の会」という全国組織は、かつては名称を「呆(ぼ)け老人をかかえる家族の会」と言った。「呆け老人」というむき出しの言葉に驚き、支部の事務局があり活動も活発だった出雲市で、取材中に「な

  • ロ朝首脳会談/非核化交渉が複雑化する

    2019年4月27日

     北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長がロシアのプーチン大統領と初の首脳会談を行った。会談後の記者会見でプーチン大統領は、北朝鮮が主張する段階的非核化や、それに伴う北朝鮮の「安全と主権に対

  • 山陰が生んだ板ワカメ

    2019年4月26日

     おやつ、おつまみとして何の気なしに食べてきた板ワカメ。山陰両県特産だとは恥ずかしながら知らなかった。地元でも山陰独特の商品との認識が乏しく、両県外では存在自体があまり知られていない。そんな隠れた名物

  • 平成回顧(国際情勢)/平和と共生へかじを

    2019年4月26日

     平成時代は西暦で1989年1月から今年4月末まで30年余り。この間、国際社会はどう変化したのか。東西冷戦が終わり、雪解けに向かうかに見えたが、昨年来の米中貿易摩擦は「新冷戦」ともいわれ、ウクライナを

  • 「世間という学校」と道徳教育/「因果応報」も選択肢

    2019年4月21日

    ふるさと島根定住財団顧問  藤原 義光 「思いは見えないけれど、思いやりは誰にでも見える。心は誰にも見えないけれど、心づかいは見える」(宮沢章二「行為の意」) これは、東北大震災直後にテレビで繰り返し

  • 間違いだらけの「小さな拠点」/連結・循環・共進化で未来形へ

    2019年4月15日

    持続可能な地域社会 総合研究所所長 藤山 浩 全国の中山間地域で「小さな拠点」づくりが展開されている。筆者は、2000年代初頭から基礎的な生活圏への複合拠点である「郷の駅」の整備構想を唱え、国の「小さ

  • 高校生の自分と向き合う/誇りと希望持てる島根に

    2019年3月31日

    日本政策投資銀行松江事務所長  上定 昭仁 仕事のしすぎか、飲みすぎか、面白い夢を見た。話している相手は高校時代の私。島根のことが嫌いで都会に出て身を立てると言っている。今の私が島根の現状を説明する役

  • 廃プラの海洋汚染/3Rなどの対策急ごう

    2019年3月24日

    ふるさと島根定住財団顧問 藤原 義光 「燃える水・石油」は最初に明かりとして、次に熱源や動力源としても利用され、その後プラスチックなどの石油製品の安価で大量生産の製法が発明されたことで、人類に多大な便

  • 閉校する山陰法科大学院/島根大の法学教育はどこへ

    2019年3月17日

    弁護士 廣澤 努 春は旅立ちの季節。22日、最後の学生が島根大学大学院法務研究科(山陰法科大学院)を修了する。山陰唯一の法曹養成拠点は、2018年度末をもって閉校を迎える。 「山陰法科大学院なんてまだ

  • インフラの新しいかたち/宇都井駅が描く未来への投資

    2019年3月10日

    島根大法文学部准教授  関 耕平 酒米の田植え体験、116段の段階を使ったそうめん流し、イルミネーション、トロッコ乗車…。昨年来、家族とともに、さらには学生を連れ「天空の駅」で知られる旧三江線・宇都井

  • 海の自由と法/「力」依拠 国際社会に影響

    2019年2月24日

    島根大名誉教授 牧田 幸人 古来、海は自由でみんなのもの(共有物)であった。これは根源的には今も変わらない。だが、歴史的には、ヨーロッパにおける近世・近代以降の歴史展開、とりわけ20世紀の国際社会や国

  • 松江の茶の湯文化/条例きっかけに磨いて

    2019年2月17日

    街の元気づくりコーディネーター 久保 里砂子 社会人1年生の時に茶道を始め、さまざまなものに関心を持つようになった。お道具の塗り物、焼き物、鋳物、細工、裂地(きれじ)、茶室の設(しつら)え、掛物、花、

  • 曖昧さの危険性/カタカナ言葉 吟味を

    2019年2月10日

     京都大学公共政策大学院名誉フェロー 佐伯 英隆 最近、特定の言論や行動を定義する言葉として、セクハラ、パワハラ、ヘイトスピーチ、ブラック(企業)といったカタカナ言葉が頻繁に用いられる。そのような言葉

  • 喪主は東奔西走/ワンストップサービスを

    2019年1月27日

    元JC総研客員研究員 黒川 愼司 母の突然の死から間もなく2カ月が経過します。とにかく慌ただしい、正月をはさんでの2カ月でした。墓のある江津へは3回も行きました。 葬式は、葬祭センターの支援を得て、無

  • <2>「ヨ ガ」

    2018年5月10日

    「ヨガ」という言葉は、サンスクリット語に由来し、その語根の「ヨグ」は、組み合わせる、つなげるということを意味します。したがって、様々な形のヨガを実践することによって、人は超越的な力(神様や、ヨガの実践者自身に眠る超越的な力)とつながることであると究極的には理解されます。

  • <1>「ナマステ」

    2017年6月2日

    マドゥリさんのコラム「今日も元気で!」 山陰インド協会は今月から、中村元記念館の協力を仰ぎ、山陰インド協会ホームページ上でインド政府公認ヒンディー語講師Kasibhala Madhuri(カシバトラ マドゥリ)さん(松江市在住)のコラム「今日も元気で」をスタートします。